備忘ぶ録-新犬小屋

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2019年第1四半期終了アニメの感想

2クール物が結構多かったけど、万難を排しても見たいと思うようなのめり込める作品は少なかった。
だけど、いい作品だなーと安心して期待するアニメは結構多くて、全体的に良作は多かった。
単にオイラのツボにはまるような作品が少なかっただけか。

-良作-
転生したらスライムだった件
説明不足・意味不明なハーレム物が多い転生無双モノの中、その気は少しあったけど、スライム「リムル」の誠実で優しい振る舞いがとても心地よかった作品。
無敵に近い抵抗力や攻撃力を持っていて、しかも能力を取り込める「捕食者」や、なんでも解析できる「大賢者」があったりと、人間だったらツマラナイと感じたんだろうけど、スライムという特異性があったからよかったんだろうなと思う。
敵対してきた者たちを包み込む包容力を持っているというところも良かったのだろう。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
高いクオリティの画で2クールを乗り切った良作。
最後の方では話回しがちょっと強引なところもあったけれど、おおむね分かりやすい話と高クオリティの戦闘艦や宇宙を破綻なく描かれたのは、素直に凄い。
なにより、やはり渋い男性陣が多いのがとても良いし、女性キャラたちも魅力的であった。

●風が強く吹いている
学駅伝ということで、スポーツものはイマイチ好みではないので、あまり期待せずにみていたけど良作なドラマであった。
こういうスポーツものは、一人々々の葛藤にスポットが当てられるのが多くて、そこら辺がウザかったりするけど、倉橋走とその過去の因縁(榊)が突っかかってくるという構図がメインだったのもスッキリしていてよかったか。最後はメンバの葛藤に焦点が当てられていたけど、短く纏められていたのも良かった。

●ケムリクサ
流石、たつき監督と言うべきか、独特の世界観に明確だったりさり気なくだったり謎を散りばめ、グイグイと引き摺り込まれていった。
謎の廃墟世界にじり貧となって死ぬまでさほど遠くない状況で何とか生きようとしている3(?)姉妹達の置かれた絶望的状況に、わかば というイレギュラーを咥えて冒険が始まり目を離せなくなった。
そして、わかば と りりの物語で一気に世界の謎を明らかにされ、そして、最後に新たに生きる道が見えたというカタルシス
ストーリーやキャラクタは魅力的だし、省力化された3Dキャラ画も良い雰囲気を出していた。
ただ、最終回で息切れしてアクションシーンが間に合ってなかったりしたけど。金をかければいいってものではないけれど、金が足りなければ息切れしてしまうという。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
初めは金持ちエリートのモラトリアム的お遊び(カケグルイみたいなドロドロ系)かと思ったけど、お互い好意を抱いているけど奥手でプライドの高い二人が、好意を見せるのは負けという自分ルールに縛られて、それでも相手の挙動に一喜一憂するという焦らしラブコメ
見ているこちらも「あーじれったい」というモキモキした気持ちになって、毎回楽しみだった。
基本、生徒会室という閉鎖空間で登場人物も限定されながら、広がりはないけれどそれゆえ余計なノイズに物語が発散せず、きっちりまとまっていた良作だった。
甘酸っぱさ万歳。

火ノ丸相撲
人一倍相撲にかける熱意がある火ノ丸にあてられ、周りがその熱意に自らも熱意を燃やして成長する物語。
技量のある戦いや技量が追っつかなくても駆け引きでチームに勝ちをもたらそうとする覚悟した戦いとか、毎回ワクワクする話であった。
火ノ丸が角界入りしてしまい学生相撲の物語としては終わってしまい、これは残念。
角界での話もできるだろうけれど、成長物語として時間制限のある学生時代でしかワクワクする話にならないだろうなと思われ。

ソードアート・オンライン アリシゼーション
安定の良い出来。
まあ、学園での意地悪先輩がエロいことしているところを懲らしめたりするところがエグかったり、アドミニストレーターが露出狂だったりと、なんだかなーと思われるところもあったけど・・・。

●上野さんは不器用
強気だけれど素直じゃない上野さんが(ドラえもんひみつ道具級の)とんでもなく凄い発明品でカマかけて、田中にちょっかいを出すもなんとなく自滅っぽい落ちに至るという、甘酸っぱいラブコメ
甘酸っぱさ万歳。

ガーリー・エアフォース
性能が振るわない欠陥兵器であるグリペンと その欠点をサポートできる慧との、ボーイミーツガール物として、現実兵器がトンデモ兵器として運用されるという話は面白かった。
でも、敵側の戦闘機の物量と性能で押しまくられているけど、たった3機程度で局地戦だけど覆せるというのはどういうことなのかと思うけど・・・。
グリペンが何かキーとなりそうだけど、今回の作品内ではその謎を明らかにするまで描き切れていないのが残念。このまま進むとしたら、じり貧な人類には救いがなさ過ぎる。

●五等分の花嫁
風太郎の勉強バカだけど、みんなを思いやる気持ちに、5姉妹が少しずつ心惹かれていく(とくに美玖が作者のお気に入りなのかガッツリ描かれていた)ところが、良作なラブコメでした。
アニメは終わってしまったけど、続編をぜひやって欲しいと思います。

-佳作-
ブギーポップは笑わない
1巻目の「ブギーポップは笑わない」だけで1クールで足りるのかと思ったら、5巻の「ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王」を1セットとして放送された。
特定の人物を主人公としないで、時々で視点を変える群集劇、つまりは演劇っぽいなーといういうのが強く感じた。中心となる人物がいないと芯を掴みづらくなりフンワリした印象になってしまった。
原作は時期的にもガッツリハマったのだけれど、改めてアニメで見るとなんともお中二病臭さがガンガン来るね・・・。

3D彼女 リアルガール(第2シリーズ)
特別な色がある作品ではなかったけれど、真摯に付き合う二人と仲間たちは、好感を持て、安心してみられた。
まあ、御都合主義ではあるのだけれど。

●revisions リヴィジョンズ
大介のウザい性格が、物語中盤まで続いていて、それがかなりのマイナス。
メカはかっこよかったけれど敵側の登場人物が3人で、強力な力を持っている思わせぶりな演出がなされていたけど、なんかあっけなく退出されてしまったり、なんだかんだで風呂敷の畳み方を間違えた感が半端ない。

約束のネバーランド
気付くのが遅れて3話か4話から見だした。
その所為かわからないけど、1話で出ていた鬼の恐ろしさを知らないし、養育園の日常(スコアってなに?)がよくわからず、逃げ出す算段がミステリー的ではあったのだけれど、よくわからない所が大きくのめり込めない感じで話が進んでしまった。

●同居人はひざ、時々、頭のうえ。
スバル視点(人から見た猫が何を考えているのかわからないふるまい)とハル視点(こっちは色々考えてやっているのにスバルの危なっかしい生活)という2面で見せてくれて、徐々にお互いを大切に思う気持ちが芽生えてくるというハートフルな話に毎回ほっこりした。

●マナリアフレンズ
西洋ファンタジー(中世)的な世界で、魔法学院で出会った人間と龍族の姫二人の友情が静かでゆっくりと丁寧に描かれていて好感が持てた。15分ものでちょうどよい位に纏まっていたし。
あと、ピアノソロ曲がいい雰囲気をかもしだしていた。

BanG Dream! 2nd Season
前作ではガールズバンドとしてメンバー集め→結成からライブをやるっていう成長物語だったけど、今回はガルバンのチームの紹介と組み合わせて、チーム通しの絆を描き、最後のPopin' Party主催ライブという大円満へと進む話。まあ、派手さはあった。各チームのエピソードという物語はあったけど、全体を通した物語性はまるでなかった。
しかも、前はライブシーンだけだった3Dキャラが、今回は全編通して使われていたが、リアクションが派手で嫌な動きをしていてイマイチ好きになれなかった。

-及第点-
不機嫌なモノノケ庵
方向性はあれでよかったのかという疑問。
ギョウセイに睨まれたとか、オトンが凶悪だったとか。
それ以外は、夏目友人帳と同じ方向性・・・つまり二番煎じ。

●明治東亰恋伽
大地丙太郎監督らしいアニメ。
ドタバタな楽しい時間をみんなと過ごすというパターン。ゲームのキャラクタ紹介で良く見せなきゃいけない所のなのだろうけど、ドタバタで始終してこんなんで魅力を伝えられてんのかなと思った。
まあでも、ドタバタが結構楽しかった。

●臨死!! 江古田ちゃん
漫画の独特な感じをどうやってアニメにするのかと思っていたら、5分ものでアッサリしていたと思ったら、毎回違うテイストの演出で漫画はベースでしかないという扱い。
実験アニメ的で、各話の整合性もクソもないけど、楽しめた。主流にはなれないし万人ウケしないけど。

-凡作-
ピアノの森(第2シリーズ)
原作準拠というかそのまま。1話だけピアノシーンを3Dキャラでやっていたけど、あまり良さを感じなかった。
そのうち、めんどくさくなったのかピアノシーンは止め画がおおくなってきた。まあ、そっちの方が雰囲気がでていいのかも。
あと、良い感じが出ているというのを視覚的に見せるのに、白いポワポワがグルグルまわるようにしていたけど、後の方になればなるほどポワポワが多くなって邪魔くさい。

●グリムノーツ The Animation
正直、面白くなかった。ゲームの魅力も何も見えない。
原作のゲーム世界をそのままアニメ化したのだろうけど、アニメで見せるには話の展開が簡単すぎて面白みがないし、バトルもせっかくの変身システムもキャラが変わるだけでしかないし遠距離攻撃をぶつけ合うだけのマンネリの考えなし戦闘で見どころがない。

●エガオノダイカ
うーん、何が描きたかったのか分からんグダグダな進行。
技術力のある豊かな小国の物資を奪うため、侵攻した貧しい大国(兵器の物量は有るという不思議さ)が、侵攻してきてどんどん領土や人材を削られていってじり貧になるんだけれど、戦略もなにもなく真正面からぶつかりあう局地戦だけで見ていて退屈。メカは中々カッコいいけど、ホバーで高速に移動しているのにもかかわらず、連発される弾にポコポコ当たって、ダメージを受けているのかわからないうちに爆発するという、説得力の無いやられ方して、なんじゃこりゃと。
文明を支えるエネルギーなるナノマシンが土地が痩せる源なんで(戦争で使われるエネルギー源だし)悪いんじゃーとシャットダウンして平和になってみんなが幸せになりましたってのは乱暴すぎる。

けものフレンズ2
結局、たつき監督が扱いにくいということで監督が交代したけれど、前作の世界観の意図さえも理解されずに作り変えられて単なるフレンズを見せるロードムービーだけになってしまい、目的があって見せるということもなくポリシーを感じることもなく、(前作にはあった謎の考察もするほどの謎もなく)なにもワクワクするところが無かった。
サーバルやカバンなど前作キャラも出たけど、過去に何があったかも放置されて単に前に人気があったものとして出された挙句、消費物に成り下がってしまった。

-切り-
魔法少女特殊戦あすか
精神的に不安定なところに、暴力には抗いようがないというえぐい展開に気持ちが耐え切れず切り。

●W'z《ウィズ》
6話くらいまで見た。
不思議世界でのバトルがメインでしかなくて、そのバトルもいまいちな展開。
前作のキャラクタとか出てきたけど、あんまり内容がない。

ドメスティックな彼女
3話目のリビドー全開な展開が受け付けず切り

継続
盾の勇者の成り上がり
これとても面白い。

どろろ
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
からくりサーカス
新幹線変形ロボ シンカリオン