備忘ぶ録-新犬小屋

ココログ「備忘ぶ録(https://kotatuinu.cocolog-nifty.com/blog/)」のコピー場所です。

今週届いた本

まだ5月の終盤なのに、場所によっては30度を超える真夏日になったりして、なんじゃこの異常気象は。
暑くて何もできん。(それはいつものことじゃん)

(1)月刊 アフタヌーン 2019年 07月号
新規連載「無限の住人~幕末ノ章~」ムゲジュウのスピンオフ物。沙村広明氏は現在「波よ聞いてくれ」を連載しており2本は無理ということで、四季賞受賞者の陶延リュウ氏が担当することに。沢村氏の書き方に寄せていて、一見、同じように見えるけれど、陶延氏の方がまだ似せようと描きこみしている気があるなーと。沙村氏の方が荒いところがあって、キャラクタの描き方がざっくりだったり、背景とか白地の所が多々あったりしますが、それが緩急になっていたりするのでそれは漫画家の色かと。話の流れとかそれを画にできる力量があるようですので期待です。

四季賞佳作「萩野」感情が薄く誰もが触れたくない乱暴者が捨てられた子犬を拾い、只一人話を聞いてくれる保険教諭に相談するも結局は病気持ちの子犬が死んでしまいそれに涙する、という話。悪人(というには純粋なのか?)が(他人から見たら)良いことしたが、本人はそこを理解していないというサイコパスっぽくも見える一面を描いている。初めは善人が保険教諭一人しかいなく胸糞悪いと話だとも思ったけれど、育児放棄され情操教育もされない、人や動物を思いやる気持ちをしらない可哀想な主人公が自分と同じような境遇の子犬に一時的な共感を得たという流れもあるかと。うーん、絵柄からサラッと見てしまうと、表層的なところしか目につかないけれど、一歩踏み入ったところを読み取れというのは難しいな。

(2)邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season2(ホーム社書籍扱コミックス)
相変わらず絶好調な映子の邦画を貶しているのか誉めているのかよくわからんプレゼンがとても良い。部長の薄っぺらい映画通ぶりと突っ込みもいい。ヤンヤンと石破マリア(新キャラ)の濃さもイイ。

(3)分散システムデザインパターン-コンテナを使ったスケーラブルなサービスの設計
サーバの配置はノウハウが必要であるけど、コンテナを使うことでハードに依存せずにサービスを1つのサーバ単位で扱えるようになり、旧来のハードに制限されることをあんまり悩まなくても良くなったわけで。(インフラ周りはやったことないけど)
でも、スケーラビリティとか考えることは、新たに増えたってことで、そこら辺もパターン化されている・・・、らしい。興味深くて買ってみたけど、まだ全然読めてない。