備忘ぶ録-新犬小屋

ココログ「備忘ぶ録(https://kotatuinu.cocolog-nifty.com/blog/)」のコピー場所です。

今週届いた本、Blu-ray

他部署から押し付けられて居座ることになった人が、倦怠感があり連続して休んで遂に年休が無くなり欠勤に。
正直、今の仕事に「向いていない」。新人に任せるくらいな簡単な仕事で、事実、毎日、そいつだけは定時に帰れていたし、その作業も期待したレベルの精度の成果になっていなかった。”ストレスで辛い”と言われても、それ以上の仕事をしているオイラは、もにゃる。
確かにそんな仕事ばかりしていたら成長できないし一人で作業を進める形になっている(オイラ達は大体一人作業を割り振られているので他の人もそう)ので、かかわりが薄いというのもある。成果に信頼が無いから難しい仕事は任せられないのもあるけど。
もっとも、そいつは人とは関わりたくないような気質なので、関わり合いがあるようにしなければ成果出せない状況というのがさらにメンドウクサイ。
まあ、病欠になるので、そいつの行く末については結論は出ない。こちらも神ではないので、こういう状況をコントロールできないし。

(1)月刊 アフタヌーン 2022年 10月号
民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿」芳崎せいむ氏新連載「金魚屋古書堂」の絵柄ではあり下町人情物のストーリーではあるが、冒頭から主人公 赤坂が殺人犯であるという状況を大々的に描いていてこれがキナ臭くて、こけしが趣味でありという少しずれた人物像や人の中を繋ぐのに長けていて心優しいさを見せる赤坂についてのギャップがどのように描かれるのか気になる。
四季賞受賞者の読み切り「リャンファとナヤン」出稼ぎの父親が一時帰宅する日を待つ中国の片田舎に住む二人姉妹の静かな日々。収穫祭というイベントはあるけれど本筋では無くて、淡々と二人の生活とその食事(しかもメインはチャーシュー1品)を描くという思い切った構成。

(2)電撃大王 2022年 10月号
1000ページ超えている。まあ、870円だし。
新規連載3本
「あの夏が飽和する。」小学生の頃、虐げられた少女 流花(いじめっ子を殺害)との逃亡劇の末、自殺させてしまった東。一度だけのセックスの心地よさと死を止められなかった罪悪感に際悩まされ、大人になって人も繋がりが希薄な生活を送って恋人になりそうな人を流花と比べて発作的に拒否するような人間になってしまった。押しかけ親友に勧められた出会い系サイトで適当に選んだ女 瑠花と出会う。”さらば、佳き日”と同様に、大人の群衆劇的な電撃大王っぽくない作品。
「神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので領主として気のままに辺境スローライフします~」ファンタジー欧州風で18歳になると能力を貰える世界。貴族の息子 アルトは、100万ゴールドという大金で神属性の使い魔をランダムに召喚できるという使いどころに困る能力を得て、試しに1柱の神を召喚すると女の子(豊穣の女神)が出てきてしまう。それで父の怒りを買い放逐させられてしまう。しかし神の絶大な能力を使えること、テイマーであることで、「モンスター達が自由に、人間と一緒に暮らせる楽園を作る」という自身の夢を女神と一緒に追う決心をする。ホンワカしていて中々いい話。
「かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる」以前掲載されていた「センパイ!オフィスラブしましょ」と同系統な話。もうちょい性的な方向でガンガン攻めてきているけど、先輩はもうちょい大人な感じで流しながらも流されそうな感じ?

最終回「高千穂ほのか先輩が好きで好きで色々ガマンできない」打ち切りなのか終わり方が最後まで行っていない感じが。高千穂がゲーム内に仕掛けた謎を解いた人が実は居て、それが気になっていた若松であったことに偶然気が付けたという最終回。気が付けた後の二人がどうするかという所まで描いてほしかったんだけど。乙でした。

(3)ARIA The BENEDIZIONE [Blu-ray Disc]
最終巻。本編を1回目視聴。オマケなどは見られていない。
姫屋組の物語。晃の目下の悩みは、姫屋のプリマが代々引き継いできた歴史あるゴンドラを藍華が引き継がないという事。
あずさは藍華に何故引き継がないのか問いただすも”呪いのゴンドラ”とはぐらかされてしまう。その真意とは。
歴史あるゴンドラは、単に歴史を引き継ぐ象徴になっていて、自身のウンディーネになるための晃からの教えや努力は、そんな象徴を必要としないことを示すということ。
この点は、今回のシリーズの最終巻として、象徴としてのARIAだけではなく、この物語を作ってきたキャラクタ達・スタッフの努力があって、それは面々と続いて行くんだよ。寂しく思っても、悲しむことは無いんだよという風に思いました。