備忘ぶ録-新犬小屋

ココログ「備忘ぶ録(https://kotatuinu.cocolog-nifty.com/blog/)」のコピー場所です。

2022年第3四半期終了アニメの感想

優秀・良作が多くて豊作なクールであった。

-最優秀-
リコリス・リコイル
千束のサバサバして一見不真面目そうな言動だけど、人のために動き、凄腕の戦闘力がありながら不殺を貫く心意気に爽快さを感じ、一方、クールで真面目そうだけど世間知らずで考えなしな たきながボケっぽい感じで千束との対比となって、よいバディーものとして楽しめた。

メイドインアビス 烈日の黄金郷
相変わらず見た目はカワイイキャラたちがエグイ目にあう冒険譚。
まあ、今回は冒険譚というより、アビス内の慣れ果てが住まう町の話であり、アビスに初めて入った探検家の始まりの物語とその町の(悲しい)成り立ちと終わり。レグとファプタがメインの話でもあった。一方、リコとナナチはあまり出番が無かった感じ。
なんか物足りなかったのは、アビスの謎でもリコたちの冒険でも無い所か。冒険途中で出会った人々についてのいちエピソードでしかない点がね。

-優秀-
異世界薬局
病気の人を救いたいという誠実さで、自分の知識を活かす誠実なお仕事物。医療物という所は目新しいかった。
戦闘物ではないけどある意味無双物の性で、ファルマがなんでも解決してしまうという話になってしまっているのは非常に残念。最後のペストについては人海戦術が必要な部分という点では、手を貸してもらっているけれどやはりファルマひとりが全て解決しているという所がね。
ファルマ以外の誰かが知恵を出してそれも上手く回るという方向を見せて欲しかった。

●シャインポスト
色合いが一寸抑えられたウマ娘の絵柄っぽいと思うんだけど。スタッフが共通しているらしい。
アイドル立身出生ものとして、各人のダメな所を改善してそれが効果を見せるというカタルシス
よくできていると思うんだけど、あまり話題になっていなかったようで、そこは残念。

●Engage Kiss
女と金にだらしないクズ男(シュウ)が主人公で、悪魔の女子キサラ、恋仲にあったアヤノの三角関係ラブコメ+異能悪魔退治物で、ライトな感じであり、途中から悪魔の門として捕らわれた妹自身の記憶を消費して使い魔に力を与えて段々と人として大事な部分を失っていくというシビアな面が段々と出て来て物語に色を添えた。そして最後は全てを失う方向に進むかと思ったら、ラブコメな日常へと戻れて(あれー代償は消費する物では無いの?と物語の必然性を揺るがす理不尽さに不思議に思ったりもしたけど)まあ、めでたしめでたしとなったのは良いんじゃ無いの。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season
最後まで見た結果、物語の中間地点で動かせる駒を得るための進展が余り無い煮え切らない話の進み方だったと感じた。体育祭とか特にざくっと流された感しか無かったし。
初めの船上で実施されたゲームのルールが、小説なら読み返して理解できるだろうけど、アニメのようにパッと見て直ぐに理解できないようなもので置いてけぼりを食らった感じ。別途、おまけの解説アニメを挿入するとか工夫が欲しかった。
主人公がそれと周りに知られないようにしている程の知恵の持ち主で、他人に対して思い入れできない(育ち柄出来ないと言った方がいいか)冷血漢で、異質さを際立たせたというのはあるけど、感情移入して物語を気に入って貰うと言う方向には真っ向から反発していて良いのかしらんという感想。

-良作-
●転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~
同じテイマーということで「黒の召喚士」とダブってしまう。
こちらはパラメータをつなぎ合わせてスゴイ効果を出す魔法と作るというプログラマー器質な見せ場と、主人公が自分の凄さを鼻にかけず(気付いていないと言う方向か)物静かな代わりに、賑やかなスライム達+弱虫プライドウルフという相棒達が動いてくれて楽しい。
見せ場である戦いはパターン化(スライム達を分散配置して炎弾を撃ちまくる)してしまい、魔法創造が余り出てこなくなってしまったような感じであったけれど、まあ、1クールでエスカレートしすぎてもと言う所はあるから、アレはアレで。
あと、変わったパースで演出されていたりと目新しい見せ方していたのが良かったかも。

●黒の召喚士
同上。人助けな所なテイマーというところは変わらないけど、こちらはユニークな仲間達との交流ありの、主人公が事ある毎にバトルジャンキーをいうダメ人間な面を出すという方向で色を出していた。
でも、やはり主人公が初め弱かったのが、段々と仲間を増やし、パーティとして会話が増え、信頼とともに冒険が広がっていくという所がこの作品の楽しさだったと思う。
地味に良い面と悪い面は、主人公のスキルがいつの間にか増えていて、そこに長々と説明に時間を割かないところであり、逆にそれがご都合主義だなと。

サマータイムレンダ
短期間のタイムリープ(死に戻り)の物語り。初めは導いてくれる者が居て世界の終わりとなりそうな絶望的な勢いで死んでいったのが、段々と敵の正体とその行動原理が分ってきて、また味方も増えてきて、強大な力を持った敵の裏をかいて以前は死んでいた状況を覆して生き延び情報を得ていって次に繋げやすくなったというカタルシス
キャラクタは魅力的だったし、よく出来た物語だと思ったけれど、裏の裏をかいていってどんでん返しが何度も続くと言う状況は、正直、面倒臭いなと。

●継母の連れ子が元カノだった
中学の時に本読みという共通の趣味から仲良くなり恋人となったけれど、色々あってギクシャクして分かれてしまい分かれた二人が、親同士が再婚して兄妹?姉弟?になって一つ屋根の下で住むことになって、角突き合いながらも再び互いの優しさに触れ和解というか好き同士であることを再認識するところにニヤニヤする話。
高校生デビューした彼女が中身はあまり変わっておらずポンコツ気味なところとか、

●神クズ☆アイドル
放送されている事に気がつかなくて3話くらいから。
怠惰なアイドル男 仁淀が、周りのアイドル(特に幽霊のアサヒ)に中てられてアイドルと成長?していくという全体の流れなのだけれど、基本、仁淀が怠惰でボケ役で、アサヒやカズキが突っ込むというコメディな話。特に気弱なカズキが突っ込むというところがいいよね。
あと、ファン3人組の愚痴りのコメディとそれでも見捨てない真摯な愛がある所が、アイドルあるあるコメディ物(いや無い)として、特筆べき所ですな。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇
各クールがぶつ切りで(歳の所為か)前回の話を思い出すのが難しい。
前、前々回とダンジョンというよりは、地上の権力争い的な話ばかりで、タイトルに偽りありだよなーとかなんとか。(いや、ダンジョン入ったし)
今回は、パーティとして成長したので、危険な深層にチャレンジしてみようって、前の話は引っ張らないで、ざくっと次に進んじゃうのに違和感。
それは置いといたとしても、今回は隠謀なのか、作られた危機なのか、絶望的な状況を繰り出されてはベルが何とかしちゃうと言う流れで、ワンパターンだなと言う感触・・・。人魚の女の子は何の役割があって出てきたの?

●Extreme Hearts(エクストリームハーツ)
なかなかいい作品だと思った。
アイドル立身出世モノにスポコンを融合させた作品でスポーツは毎回切り替わっていくところが、他のスポーツ+アイドルの形態をとるアニメ(ウマ娘やプラオレ!)のような一つのスポーツを極めて行く物とは違う。
なので、スポーツを毎回練習してものにしていくという所は、一つの見せどころであるけれど一つのスポーツに対しての思い入れはなく極めていく過程がない。まあ、チームメイトの得意なスポーツが違うので無理なく担当回という感じになっていたという所か。
んで、歌の方がメインなのかというと、そこまで種類が多いわけでも歌を押しているという感じでもない。
まあ、スポーツを通して、チームメイトやライバルの皆と仲良くなっていくのがイイ感じだった。巨大な敵がいたという話でもないし、超絶に挫折したという山や谷は無かったけれど、そういう無理が無くすっきりとみられて良かったと思う。

●それでも歩は寄せてくる
将棋初心者の歩(あゆむ)が一目ぼれした先輩(うるし)に認められたくて一所懸命な所や顔に出さず好き好きオーラが出ていたところに、何かを感じてお姉さんぶったうるしが歩を試そうとして自爆するところとかが尊い
まあ、登場人物が少ないラブコメ物はパターン化しちゃうのでそこら辺が辛いか。

●風都探偵
実写特撮の仮面ライダーWの方は見ていないので、話が途中で始まってあんまり説明が無い所は辟易したけど。
探偵物では、何となく中途半端な感じが否めない。さりとて特撮物(のアニメ化)として見てみると、特撮の雰囲気が無くなって何でもありな感じがあってそこもなじんでいないような。
裏風都の存在、ときめの出自、オーロラの意図と色々謎が全く明かされず、全体の話がイントロダクションにしか見えない中途半端な終わり方で評価できない。

-及第点-
●彼女、お借りします(第2期)
前期は見ていないので、主人公とヒロインの二人以外の状況がよくわからん。
女子たちがカワイイのだけれど、主人公の木ノ下が優柔不断な所が微妙に気に入らない。自身が無いからという所からきているのかもだけど、見栄っ張りなところがあってそれが微妙。パーフェクトな千鶴の対比なのかもだけど、千鶴以外の女子もそういう傾向があって、まあ恋愛ドラマ(実写)を見るような人なら受け入れるようなものかなと思う。

●最近雇ったメイドが怪しい
リリスがエロい感じが何とも(良い意味で)。オネショタ尊い
作者のお金持ちのイメージが浅く微妙な描写が多いなーとか。坊ちゃんのゆうりは外人ぽい風貌でお屋敷も日本にはなさそうな洋館なのに、生活圏が日本っぽいのはどうなんだろう。
初めは大人の余裕を見せた感じでリリスが坊ちゃんに思わせぶりな事を言うけれど、坊ちゃんの(好きだという事を理解していないが故の)ストレートなリリスを褒める・魅惑されている発言に、逆にリリスがドキマキしてしまうという所が尊い
んで、話が進むとリリスがそこまでお姉さんでは無くて、強がって余裕を見せていたという、ミステリアスな部分のネタバレというのも、実は弱い所もあったんですよと知らしめてくれて良かったんじゃ無いのかしら。

●金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
こちらもオネショタ物、という程ショタではないか。言うて、年上お姉さん物?
アルトの成長物語り・・・ではあるのだけれど、成績優秀で召喚術だけが出来ていなかったという優秀な奴だからなー。
まあ、精神的な所は頼りなかったという面があって、ヴェルメイの攻めにタジタジになっていたという年上お姉さん物としての定番。そして、ヴェルメイの助けを得ていって、守り守られ、過去やひととなりを知って受け入れて、互いに好き合うという流れ。そしてお外で隠れてチュッチュして、というエロシチュですか・・・。幼馴染のリリアの立場が宙ぶらりんでかわいそう。
最後の方で強大な敵”魔導を極めし者”が出てきて、異能バトル物の体を示したけど・・・そっち方面は要る?まあ、いるよね。

●ちみも
ゆるゆるな日常物(地獄さんは日常?)
湘南だか葉山だかに住んでいる3姉妹に、地獄さん(はオマケ)と丸くてカワイイちみもが同居して、地獄さんがこの世に地獄の領地を作ろうとうするもヘッポコなので失敗するけど、3姉妹に暖かく(冷遇されているけど)迎え入れて貰ってこの生活も満更じゃないと思っているというハートフルな物語・・・なのかな。
派手な盛り上がりは無いけれど、現実の辛さを忘れるには、こういうホノボノ系も悪くはない。

●ハナビちゃんは遅れがち
パチンコ・パチスロ機の女子化した、ドタバタコメディもの。
正直、まったくやらないので思い入れも何もない。
5分物コメディとしてはこんなもんかなといという感じ。EDがニコ動の有名Pが担当していたという所が売りな点でもあるか。

●連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ
戦闘できないへっぽこなウィッチが集まって、戦いではなく、戦争に疲れた市井の人々に癒しと希望を与えるために、グループで歌を歌う・・・。ウィッチである必要があるの?
最後で、あ、これ醜いアヒルの子なの?と気付いたけれど、このアニメの話と童話の内容は全然関係ないよね。かすりもしていない。
パンツ出していないところは評価できる。

●よふかしのうた
正直、何を訴えたいのかよく分らない作品だった。恋をしないと吸血鬼になれないと言う設定がよく分らんのだが、まあ、そこに突っ込みを入れると根幹の否定になるので、受け入れたとしても、舞台が夜の町で人があまりいないわけで、イベントがパッとしないというかなんというか。

RWBY 氷雪帝国
元々、この作品は全体が3DCGが売りの作品だったのが、今作は特筆すべきところは特に感じられない普通のアニメになってしまっている。
話も、ワイスがナイトメアに囚われてしまい、その夢の中に入り込んで救い出すというのが4~11話って同じ展開が繰り返されてしまい長すぎた。最終話も(昔のアニメでよくある)これが日常ですって話で、結局、ナイトメアとの闘いってところはほとんどなかったし、そのほかの「ホワイト・ハング」の話もほとんど無く、解決していない。
何も進められなかった感じ。

●シャドーハウス -2nd Season-
1期は予約枠が無かったので録画できなかった。話を理解せずに、今期を見てみたがやっぱり理解できなかった。話の根幹である「シャドー」と「生き人形」がなんでいるのかという所を突き詰めていくという方向ではあるのだけれど、お屋敷の閉鎖区間でグダグダやっていて、制限のあるアドベンチャーゲームのようにこじんまりしてしまっていて面白みはあまりなかった。
キャラクタに思い入れがあるとかそういう方向がないとイマイチ乗れないのかもしれない。

オーバーロードIV
無双過ぎて話が成り立っていない。
単に蹂躙するだけで、このまま無双を続けてなんか意味あるの?
一応、攻撃が通るような強敵が出てきたけれど数が違い過ぎる。

はたらく魔王さま!
作りが雑。何かと顔芸に頼っているし、原作をただ消化しているだけにしか見えない。前シーズンの出来が良かっただけに、今作品の出来が格段に悪いところが目立った。
語るべきところなない。

-切り-
●プリマドール
話が緩過ぎL展開が遅すぎで4話くらいで切った。裏に戦後の暗躍があったのだろうけれど、それが出てきて盛り上がるだろう話数まで待てなかった。

-継続-
ラブライブ!スーパースター!!(第2期)
うたわれるもの 二人の白皇
惑星のさみだれ
-継続?-
異世界おじさん